自動車取得税のエコカー減税中古車特例の概要 | 車の税金｜車の税金表と税金の種類を知っておこう

自動車取得税のエコカー減税中古車特例の概要

自動車取得税の中古車特例

排出ガス性能及び燃費性能に優れた自動車に対して、それらの性能に応じて自動車取得税が免税・軽減されますが、新車だけではなく中古車もエコカー減税の「中古車特例」として取得価額から控除されます。

【適用期間】平成29年4月1日～平成31年3月31日
・乗用車については、１年ごとに要件を切上げた上で、２年間の延長

【適用内容】適用期間中に新車新規登録等を受けるもの以外の車であって減税対象車を取得する場合に限り、特例措置が適用

平成29年度税制改正により自動車取得税の中古車特例は、乗用車にLPG車が追加され、排ガス性能に平成30年排ガス規制50%低減が追加されました。

【更新：2017年4月1】平成29年度税制改正の車体課税の見直しによる取得税の中古車特例に更新しました。

区分別自動車取得税のエコカー減税中古車特例の概要

乗用車

　

【平成29年度】平成29年4月1日～平成30年3月31日
対象・要件等		特例措置の内容
■電気自動車 ■燃料電池自動車 ■プラグインハイブリッド自動車 ■クリーンディーゼル乗用車 （平成21年排ガス規制適合 又は平成30年排ガス規制適合） ■天然ガス自動車 （平成21年排ガス規制NOx10％以上低減 又は平成30年排ガス規制適合）		取得価額から45万円控除
ガソリン車・LPG車 （ハイブリッド車 を含む）	排ガス性能	燃費性能
		平成 27年度 燃費基準 +10％	平成32年度燃費基準
			達成	+10％	+20％	+30％
	平成17年排ガス 規制75％低減 又は 平成30年排ガス 規制50％低減	取得価額から 5万円控除		取得価額 から 15万円控除	取得価額 から 25万円控除	取得価額 から 45万円控除

　

【平成30年度】平成30年4月1日～平成31年3月31日
対象・要件等		特例措置の内容
■電気自動車 ■燃料電池自動車 ■プラグインハイブリッド自動車 ■クリーンディーゼル乗用車 （平成21年排ガス規制適合 又は平成30年排ガス規制適合） ■天然ガス自動車 （平成21年排ガス規制NOx10％以上低減 又は平成30年排ガス規制適合）		取得価額から45万円控除
ガソリン車・LPG車 （ハイブリッド車 を含む）	排ガス性能	燃費性能
		平成32年度燃費基準
		達成	+10％	+20％	+30％	+40％
	平成17年排ガス 規制75％低減 又は 平成30年排ガス 規制50％低減	取得価額 から 5万円 控除	取得価額 から 15万円 控除	取得価額 から 25万円 控除	取得価額 から 35万円 控除	取得価額 から 45万円 控除

JC08モードによる燃費値を算定していない自動車については、10･15モードによる燃費値により算定する。
その場合、「平成27年度燃費基準＋20％達成」を「平成22年度燃費基準＋50％達成」と、「平成27年度燃費基準＋10％達成」を「平成22年度燃費基準＋38％達成」と、「平成27年度燃費基準達成」を「平成22年度燃費基準＋25％達成」と、それぞれ以下の表のように読み替える。

　

　

10･15モードの平成27年度燃費基準への読み替
（JC08モード）平成27年度燃費基準	⇔	（10･15モード）平成22年度燃費基準
平成27年度燃費基準＋10％達成	⇔	平成22年度燃費基準＋38％達成
平成27年度燃費基準＋20％達成	⇔	平成22年度燃費基準＋50％達成

　

　

　

　

　

10･15モードの平成32年度燃費基準への読み替え
（JC08モード）平成32年度燃費基準	⇔	（10･15モード）平成22年度燃費基準
平成32年度燃費基準達成	⇔	平成22年度燃費基準＋50％達成
平成32年度燃費基準＋10％達成	⇔	平成22年度燃費基準＋65％達成
平成32年度燃費基準＋20％達成	⇔	平成22年度燃費基準＋80％達成
平成32年度燃費基準＋30％達成	⇔	平成22年度燃費基準＋95％達成
平成32年度燃費基準＋40％達成	⇔	平成22年度燃費基準＋110％達成

軽量車（車両総重量2.5t以下のバス・トラック）

　

対象・要件等		控除額
■電気自動車 ■燃料電池自動車 ■プラグインハイブリッド自動車 ■天然ガス自動車 （平成21年排ガス規制NOx10％以上低減 又は平成30年排ガス規制適合）		取得価額から45万円控除
ガソリン車 （ハイブリッド車 を含む）	排ガス性能	燃費性能
		平成27年度燃費基準
		+5％ 超過	+10％ 超過	+15％ 超過	+20％ 超過	+25％ 超過
	平成17年排ガス 規制75％低減 又は 平成30年排ガス 規制50％低減	取得価額 から 5万円 控除	取得価額 から 15万円 控除	取得価額 から 25万円 控除	取得価額 から 35万円 控除	取得価額 から 45万円 控除

JC08モードによる燃費値を算定していない自動車については、10･15モードによる燃費値により算定する。
その場合、「平成27年度燃費基準＋20％達成」を「平成22年度燃費基準＋50％達成」と、「平成27年度燃費基準＋10％達成」を「平成22年度燃費基準＋38％達成」と、「平成27年度燃費基準達成」を「平成22年度燃費基準＋25％達成」と、それぞれ以下の表のように読み替える。

　

　

　

　

　

10･15モードの平成27年度燃費基準への読み替
（JC08モード）平成27年度燃費基準	⇔	（10･15モード）平成22年度燃費基準
平成27年度燃費基準＋5％達成	⇔	平成22年度燃費基準＋32％達成
平成27年度燃費基準＋10％達成	⇔	平成22年度燃費基準＋38％達成
平成27年度燃費基準＋15％達成	⇔	平成22年度燃費基準＋44％達成
平成27年度燃費基準＋20％達成	⇔	平成22年度燃費基準＋50％達成
平成27年度燃費基準＋25％達成	⇔	平成22年度燃費基準＋57％達成

中量車（車両総重量2.5t超3.5t以下のバス・トラック）

　

対象・要件等		控除額
■電気自動車） ■燃料電池自動車 ■プラグインハイブリッド自動車< ■天然ガス自動車能 （平成21年排ガス規制NOx10％以上低減 又は平成30年排ガス規制適合）/td>		取得価額から45万円控除
ガソリン車 （ハイブリッド車 を含む）	排ガス性能	特例措置の内容
		平成27年度燃費基準
		達成	+5％超過	+10％超過	+15％超過
	平成17年排ガス 規制75％低減 又は 平成30年排ガス 規制50％低減	取得価額 から 15万円控除	取得価額 から 25万円控除	取得価額 から 35万円控除	取得価額 から 45万円控除
	平成17年排ガス 規制50％低減 又は 平成30年排ガス 規制25％低減	–	取得価額 から 15万円控除	取得価額 から 25万円控除	取得価額 から 35万円控除

重量車（車両総重量3.5t超のバス・トラック）

　

対象・要件等			控除額
■電気自動車） ■燃料電池自動車 ■プラグインハイブリッド自動車 ■天然ガス自動車能 （平成21年排ガス規制NOx10％以上低減）			取得価額から45万円控除
ディーゼル車 （ハイブリッド車 のみ）	排ガス性能		燃費性能
			平成27年度燃費基準
			達成	＋5％超過	＋10％超過	＋15％超過
	平成21年排ガス規制 NOx･PM+10%低減 又は 平成28年排ガス規制適合	NOx･PM +10％低減	取得価額 から 15万円控除	取得価額 から 25万円控除	取得価額 から 35万円控除	取得価額 から 45万円控除

出典：国土交通省ホームページ　（http://www.mlit.go.jp/common/001084663.pdf）
燃費基準達成車ステッカー：（http://www.mlit.go.jp/common/000208143.pdf）の画像を加工
低排出ガス車認定ステッカー：（http://www.mlit.go.jp/common/000206621.pdf）の画像を加工

【エコカー減税の中古車特例について】

新車を購入する時には自動車取得税がかかりますが、排出ガス性能及び燃費性能に優れた自動車に対して「エコカー減税」を受けることが出来ますが、中古車でも「中古車特例」によって取得価額から控除を受けることが出来ます。

自動車を購入するという事では新車も中古車も同じなだけに、中古車でも排出ガス性能及び燃費性能に優れた自動車を購入する時にエコカー減税の中古車特例があるというのは、自動車に対してというよりも「排出ガス性能及び燃費性能に優れた自動車を購入する者」の為の減税とも言えますね。

自動車を新車で購入する時の税金として自動車税・自動車取得税そして消費税はかなりの金額になりますが、中古車の場合も自動車取得税そして消費税が結構な金額になるだけに、予算という面からもエコカー減税の中古車特例はうれしいですね。

この項では「エコカー減税の中古車特例の概要」についてご紹介していますが、新車時の「自動車取得税のエコカー減税の概要」については以下にてご紹介しています。

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