三菱自動車の燃費不正問題について | 車の税金|車の税金表と税金の種類を知っておこう






三菱自動車の燃費不正問題について

三菱自動車の軽自動車「ekシリーズ」の燃費不正問題について

三菱自動車の燃費不正問題は三菱自動車自身が製造・販売する軽自動車「ekシリーズ」だけではなく、共同開発車としてベースを同じとしている日産自動車が販売する軽自動車「デイズ(DAYZ)シリーズ」の販売中止まで波及していますね。

実際に売れているのは日産自動車が販売する軽自動車「デイズ(DAYZ)シリーズ」で、テレビCMでもかなり見かけるぐらいに日産自動車も力を入れているのが分かりましたから。。。

単なる燃費データの不正ではあるんだけど、これはメーカーの「信頼」という問題はだけに留まらず、国・地方自治体・ユーザーにもかなりの影を落としてしまったように感じます。

当サイトは「車の税金」のサイトなだけに、気になる「お金」つまり税金について書いてみます。

まず、燃費データを不正に良くすることによって関係してくるのが、自動車重量税と自動車取得税の「エコカー減税」、そして軽自動車税のグリーン化特例による減税です。

自動車重量税、自動車取得税、軽自動車税それぞれを所管しているのも国税の自動車重量税、地方税の自動車取得税、さらに地方税でも市や町の軽自動車税と管轄もバラバラですら、それぞれに本来納税されるはずだった税金が納税されていない状態となっています。

当然ですが、これから国や地方自治体が「本来納税されるべきだった税額との差額」の納税を求めて来るでしょう。

国や地方自治体にしてみれば、持っているデータは「購入したユーザー」のデータですから、どのような形になるかは分かりませんが、自動車を購入したユーザーに納税は求められます。

ニュースなどの報道を見たり読んでいると、これらのユーザーに求められる差額の税金は三菱自動車が負担するといったような事がありました。

ユーザーには落ち度はないので当たり前ですが、思うのは「何でこんな事を・・・・。」です。

このコラムを書いている私は、かつての三菱自動車の大型トラック(三菱ふそう)のリコール隠しの頃に運輸業界におり、それまでも長く三菱ふそうの大型トラックに乗っていました。

あの時はショックでしたが、道路運送車両法により1991年に走行抵抗の測定法を指定したのに、三菱自動車はこれとは違う従来方法を継続したとか・・・。

リコール隠しからの信頼の回復に長い期間を要しながらも、なぜせめてその時に走行抵抗の測定法を改めなかったのか・・・・そう思ってしまいました。

話を戻しますが、ちょっとデイズやekシリーズの税額や減税額がどのくらいだったのかの一例をご紹介します。

対象グレード メーカー
希望小売価格
(消費税抜き)
自動車重量税 自動車取得税 軽自動車税
グレード名/駆動 減税額 納付 減税額 納付 減税額 納付額
デイズ(DAYZ)
ハイウェイスターG
(2WD)CVT
1,514,160円
(1,402,000円)
約7,500円 免税 約25,200円 非課税 約5,400
約5,400
エコカー減税合計 約 32,700 円
デイズ(DAYZ)
S
(2WD)CVT
1,209,600円
(1,120,000円)
約7,500円 免税 約20,100円 非課税 約5,400
約5,400
エコカー減税合計 約 27,600 円
eKカスタム
G
(2WD)CVT
1,409,400円
(1,305,000円)
7,500円 免税 約23,400円 非課税 約5,400
約5,400
エコカー減税合計 約 30,900 円
eKカスタム
G [Safety Package]
(2WD)CVT
1,523,880円
(1,411,000円)
7,500円 免税 約25,300円 非課税 約5,400
約5,400
エコカー減税合計 約 32,800 円

エコカー減税【自動車重量税:75%減税】【自動車取得税:80%減税】+グリーン化特例【軽自動車税:概ね25%減税】

対象グレード メーカー
希望小売価格
(消費税抜き)
自動車重量税 自動車取得税 自動車税
(登録翌年度)
グレード名/駆動 減税額 納付額 減税額 納付額 減税額 納付額
デイズ(DAYZ)
ハイウェイスターG
ターボ
(2WD)CVT
1,563,840円
(1,448,000円)
5,700
1,800
約20,800
約5,200
約2,700
約8,100
エコカー減税合計 約 26,500 円
デイズ(DAYZ)
S
(4WD)CVT
1,330,560円
(1,232,000円)
5,700
1,800
約17,700
約4,400
約2,700
約8,100
エコカー減税合計 約 23,400 円
eKスペース
G
(2WD)CVT
1,416,960円
(1,312,000円)
5,700
1,800
約18,900
約4,700
約2,700
約8,100
エコカー減税合計 約 24,600 円
eKスペース
G【e-Assist】
(2WD)CVT
1,447,200円
(1,340,000円)
5,700
1,800
約19,300
約4,800
約2,700
約8,100
エコカー減税合計 約 25,000 円

上記の表は減税率の大きい一部のグレードだけですが、エコカー減税で2万円台・3万円台、それに翌年の軽自動車税が加わります。

そして忘れられがちですが、車検毎の自動車重量税もエコカーであればエコカー減税適用なしよりも1,600円低額の本則税率が適用されます。

ちなみにですが、「一般社団法人 全国軽自動車協会連合会」によると215年度(2015年4月~2016年3月)に三菱自動車の軽自動車「ekシリーズ」は4,3297台、日産自動車の軽自動車「デイズシリーズ」は140,413台もの販売実績があります。

これだけの台数の、しかも前年はもっと販売台数が多かったですしこの影響はニュースなどで知る限りでもかなりの額になりそうですね。

実際に燃費の数字を見て購入をどうこうという話もニュースで一部ありましたが、軽自動車税が増税になったことから昨年度は軽自動車の販売台数が減ったと言われています。

エコカー減税などに直接かかわる燃費データは、それこそ購入時の自動車税に自動車取得税に大きくかかわってきます。

候補の軽自動車を絞る時の決め手にもなります。

意外と大きいんですよ。

今思うのは「なんでそんなことを・・・」です。

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